超短期定期預金(1週間or2週間)なら、オリックス銀行eダイレクト預金がおすすめ
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はじめに
少し前にアベノミクスによりインフレターゲット2%が設定された。これは達成されていないわけだが、仮に達成されたとしたら、金利が0のままだと毎年資産が2%ずつ目減りすることになる。
よって、証券会社の理屈は、「そのままだったらあなたの資産は減ってしまう!投資でこの目減り分を取り戻すのだ!!」が謳い文句だ。煽りすぎなので、これは金融庁が動く案件だったと思っている。
しかし、インフレになれば当然銀行金利は上がるため、資産が目減りということはない(バブル時代はむしろインフレにより資産が増えていった)。インフレ対策としては、毎年、1年定期預金でその時その時で金利の良いところにすれば対応できる。
さて、とはいえ1年定期で預けていまうと、イザという時に下ろすことができないというデメリットがある(イザという時のお金は普通預金にしておき、余剰資金だけを1年定期にするという考えはもちろんある)。
しかし、1年定期でも金利が三大メガバンクで0.01%というこのような状況では、100万円預けてたった100円(税引前)。これだけのために1年も縛られるのは得策ではない、と判断した。
1ヶ月未満の超短期定期預金(1週間or2週間)であれば、イザという時にも何とかなるし、キャンペーンで特別金利の案内などがあればそちらに預金するという対応も取れる。
よって、超短期定期預金(1週間/2週間)で今まで運用していたので、それについて感想と結論を述べる。結論は、タイトルにも記載しているように、超短定期ならオリックス銀行が良い。
超短期定期預金の比較
1ヶ月を切る定期預金は数えるくらいしかない。オリックス銀行(2週間)、新生銀行(2週間)、東京スター銀行(1週間)、楽天銀行(1週間or2週間)の4つ。これらをまとめたものを記す。
銀行名 | 期間 | 金利 | 最低預入額 | 振込手数料 |
---|---|---|---|---|
オリックス銀行 | 2週間 | 0.10% | 50万円以上 | 月2回無料 |
新生銀行 | 2週間 | 0.05% | 50万円以上 | 月1回無料 |
東京スター銀行 | 1週間 | 0.05% | 10万円以上 | 324円 |
楽天銀行 | 1週間or2週間 | 0.02% | 10万円以上 | 258円 |
この4つうち、オリックス銀行と東京スター銀行の口座を持っている。東京スター銀行を利用していて、途中からオリックス銀行に乗り換えたので、私見を述べる。
オリックス銀行(2週間)
金利が一番高い、そして何よりも良い点が他行への振込手数料が誰でも無条件で月2回無料であること。振込手数料が無料のため、オリックス銀行から資金を引き上げる時に余計な費用はかからない。
デメリットをいえば、最低預入額が50万円以上とある程度まとまった金額以上でないと利用出来ない点と、期間が2週間なので1週間定期に比べると期間が長い点の2つ。金額50万円以上ないとそもそも定期預金を使う必要はなさそうなのと、2週間であれば何とかなるのでこの点はあまりデメリットでないだろう。
金利の高さでオリックス銀行が最適解。また、振込手数料も無料のため、オリックス銀行以外の選択肢はない。
新生銀行(2週間)
新生銀行は、超短定期預金だけに活用するならオリックス銀行の劣化版といえる。
だが、他の用途で既に新生銀行を使っていれば、他に銀行口座を開設することもなく、超短定期預金を活用できるので、その点が良いだろう。(元々金利が0.数%のため、預金額が相当に大きくないとたいした差ではない)
結論として、超短定期預金を使うためだけに新生銀行をつくるべきではないが、既に新生銀行をもっているなら、新生銀行を活用すればいい。
東京スター銀行(1週間)
金利がオリックス銀行の半分かつ、振込手数料も324円かかるため、ココを選ぶメリットはないだろう。
唯一のメリットは、10万円以上から活用できることくらいだろうか。
私がここを利用していた時は、金利も高く、1週間と短かったためここを選んだ。また、1口10万円以上から活用できるため、仮に50万円を持っていた場合、10万円を月火水木金と平日5日間に分散して預金する、ということができた。(こうすることにより、より普通預金のように活用することができた)
振込手数料は「実質無料」であるが、預金を全部引き上げることをすると、振込手数料324円が実質かかることになる。なお、金利0.05%だと、100万円を1年間預けて得る金利が500円(税引前)。324円は100万円を1年分預けて得る金利を吹き飛ばすほどなので、影響は大きい。
以上より、東京スター銀行を選ぶ利点はない。オリックス銀行を活用できない人(50万円未満の資金を運用したい人)がここを選ぶくらいだろうか・・・?だが、それでも、オリックス銀行の口座を開設しておき、50万円以上活用できるようになったらオリックス銀行で2週間預金をするほうがよさそうだ。
楽天銀行(1週間or2週間)
金利も低く、振込手数料もかかる。ここを選ぶというのはありえない。
また、更に言うと私は楽天を一切信用しておらず、銀行でここを活用というのはよりありえない(かつて、楽天銀行はイーバンク銀行という銀行で私はメインに使っていたが、楽天銀行になってから私は活用しないことにした)
どれくらい楽天銀行が信用できないかというと、この超短定期預金を楽天銀行が開始したのは2014年の頃だが、開始して1週間後に金利を10分の1まで引き下げたのだ。要は、高い金利で人を集めておいて、人が集まったら金利を一気に下げる、という汚いことをした。このようなことを平気でするから楽天に関わってはいけないのだ。
なお、楽天銀行や楽天カードが各ウェブサイトでもてはやされているが、これは単にアフィリエイト報酬のためだ。間違いない。
以上から、選ぶ理由は、あなたが嫌な思いをすることにより快感を得ることができるのであれば、楽天銀行を選べばいいだろう。
おわりに
まとめると、
- 1年定期ならインフレリスクに負けない
- 1年定期と超短定期預金の金利はほぼ同じ
- 超短定期預金の中ではオリックス銀行がおすすめ