「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」レビュー
スポンサーリンク
年末年始で、Amazonプライム会員のため、プライム会員なら無料で視聴することができる、「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」のシーズン1を一気に視聴したのでレビューする
このビデオの紹介文(Amazonより)
松本人志プレゼンツ、密室笑わせ合いサバイバル。10人の芸人たちが自腹の参加費100万円を握りしめ、芸人のプライドと優勝賞金1000万円をかけて笑わせ合う。最後まで笑わなかった者が勝ち。密室に閉じ込められた芸人が極限まで追いつめられることで生まれる本能むき出しの笑いを見逃すな!(C)2016 YD Creation
評価の結論を言うと、5段階(最高5/最低1)で2といった程度。第二弾が2017年1月から始まるようだが、評判がよほど良くない限り、もう視聴することはないだろう。他の収穫としては、FUJIWARA藤本が今後テレビに出てきたら即チャンネルを変えようと強く思ったこと
しかし、紹介文を見て最初はワクワクしたし、最初に松本人志が「テレビ向けにはできない"お笑い"というものを追求したい。女/子供向けにつくるつもりはなく、一部の人だけが面白いと思って貰えるようなものを目指す」といったことを言っていて、非常に興奮した。万人向けではなく、尖ったものを目指す、その思想は非常に素晴らしいと思う
しかも、私はデスゲームといったものが好きなので、このような「お笑いデスゲーム」みたいなものは設定からしてワクワクした
また、ところどころで笑う箇所もあり、この動画の全てが全てダメだったわけではないが、細かいところを含めてダメな点があった
では、どういう点が私の評価を下げたのか? それについて1つずつ述べる
①FUJIWARA藤本が非常に不愉快
この人物の存在が不愉快で、途中でみるのをやめたかったが、一応全部みてから評価をしないとフェアではないとおもい、何とか全部みたが、以下のような不愉快な点があった
- 藤本が終始ニヤニヤしているのに、なぜかジャッジにスルーされる点
- 後輩に対してケリを入れる等の暴力をするなどの横暴
- アントニーに対しての黒人差別発言や恫喝
- そのうえ藤本自信が全く面白くない
ジャッジでスルーされるのは松本のせいではあるのだが、ニヤニヤしている顔が非常に不愉快だった。また、他には芸歴が長いので先輩風を吹かして恫喝しまくったり、人に蹴りを入れたり、差別的なことをするなど、この人物はとてもマトモな日本人とは思えない
ただ、芸人なら面白ければセーフ、という考えもあるかもしれない。その点について述べてみよう。藤本がやったネタは1つだけである。上唇を鼻にボンドでくっつけた、それだけである。小学生レベルである。ただ、ひたすら笑いを我慢していた(ずっとニヤニヤしていたが)だけで、この人物に芸人としての存在価値はない
②ルールやシステムに対する不満
ルールやシステムが曖昧であり、ちゃんと明言されていないのが問題。以下のように見ててなんだかなーと思うことが多かった
笑った人がアウトの仕組み
これはそもそもルールの全否定になるが、笑った人がアウトの仕組みのため、笑わなかった人が残るのだ。これだと、笑わなかった人が残るだけのシステムのため、面白い人が残るシステムではないのではないか。これでは面白い人を決めるバトルにはならないというもやもや感があった
自由すぎる
椅子に座らずに歩きまわったりすることが可能。さらには、笑いそうになったら更衣室に逃げることが可能のため、自由にさせすぎなのではないかとおもった
笑ったかどうかのジャッジが松本1人
これが非常によろしくない。藤本のように笑っていても、松本が笑っていないと判定すればずっと残ることになってしまう。他にもジャッジを増やす等すればいいだけだ。また、1回笑ったら終わり、と思ってみていたらなぜかイエローやオレンジ、レッドといった3回アウトルールになる(最初からルールは明言しておかないと不公平)
立場が違う
この場で「先輩権限」を振りかざすことを禁止にしないといけない。そうでないと、先輩権限を使うことになる。映像でも松本が「俺も参加したいが、気を使って面白くなくても後輩が笑うかもしれない」と言っており、後々のことを考えるとガチンコ勝負ではなく、先輩をたてるために笑うフリをする人もいるとおもう。というか、ネタバレになるが、実際に藤本に気を使ってわざと笑ってアウトになった芸人もいる。これも不愉快だ
③下品ネタ
私は元来下ネタは好きなほうだが、それでも後半芸人たちが下ネタばかりなのは目を疑った。普通の一般映像でモザイクばかりというのはどういうことですか? 芸人たちは「下ネタを使うと笑いの腕が落ちる」みたいな偉そうなことを言っておきながら、素人の下ネタよりも酷い醜い下ネタを言うのはどの面下げて言っているのですか? もはや、笑うどころか、不愉快である