貧乏リーマン、ケチる

可処分所得が低いなら支出を減らせばいいじゃない、という趣旨で日々の雑記を綴ります

待受専用携帯電話を誰でも年間1,000円程度で手に入れる方法について

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携帯電話、今やスマートフォンであれば月額7,000円程度もかかり、家計の通信量の負担は非常に大きくなった。しかし、年配の方であれば、ガラケーを使用している比率もいまだ高く、ガラケーであればスマホに比べて安い料金で使用することができる

ここでいきなり話は変わり、私の父親は、携帯電話でネットはおろかメールすらほとんどせず、電話オンリーという人だ。さらに、自分からかけることもほとんどない。しかし、かといって携帯電話を一切持たないとなると、それはそれで何かあったときに緊急に連絡できないのは困る。そのため、ほぼ待ち受け専用の携帯電話(ガラケー)を月1,000円程度で維持している

その父親より、「もっと安い方法はないか?」と本人も無茶振りと思っていたようだが、それに対して私は解を出した。本記事の結論は、HanaCellのジャパンSIMカードを使えば年間$8(¥120/$換算で年間960円、月80円)で維持できる! である

では、ジャパンSIMカードのメリットと、当然デメリットも存在するのでそれを解説する。また、ジャパンSIMカードほど維持費は安くないが、他にも安いものがあるのでそれについても説明する

ジャパンSIMカード

携帯電話を契約するとなると、docomo、AU、SoftBankの大手3社から選ぶというのが普通だろう。あるいは、AU、SoftBankの子会社であるイーモバイルやUQ mobileも候補になるかもしれない。しかし、それ以外にも選択肢はあり、その1つが、HanaCellだ

HanaCellのジャパンSIMカードとは、海外在住者が日本一時帰国時のために活用することを想定したものだ。しかし、当然ながら日本に住んでいる人が契約することは可能であり、ずっと日本にいながら使用することも可能だ

www.hanacell.com

以下に、メリット・デメリットを簡単に記載する。安いものにはデメリットはあっても仕方ないと個人的に思っており、このページを見ている人がこのデメリットを理解したうえで申し込むのであれば、全く問題無いと思っている。逆にデメリットがどうしても我慢できないものであるならば、契約すべきではない

【メリット】

  • 維持費が安い(年間1,000円以下)
  • 電話回線のため、音質が良い(IP電話などではない)
  • 着信電話だと無料(海外だと着信で通話料がかかるが、ジャパンSIMを日本で使う分には電話を受けても料金はかからない)
  • SMS受信料が無料(日本だと普通)

【デメリット】

  • 電話番号は新規になる(今の電話をジャパンSIMにMNPはできない)
  • 通話料が高い(ダイレクト発信$1/分なので、日本の大手携帯電話会社40円/分の3倍程度の値段)
  • SMS送信料が高い($0.12/通なので、日本の大手携帯電話会社の4倍程度の値段)
  • データ通信は高すぎる(データ通信を重視するなら絶対やめたほうがいい)

以上より、待ち受けにする分には何ら問題ないが、それ以外(自分から通話が多い、データ通信をしたい)の用途を考えているのであれば、これを選ばないほうがいいだろう

また、ガラケー本体は、ソフトバンクの端末であればそのままジャパンSIMカードを差して使えるので、Amazon等で新古品を買うか、どこかで中古で手に入れるのが安くて良いだろう

シンプルスタイル(SoftBankのプリペイド携帯電話)

もう1つの安く済ませる方法が、SoftBankのプリペイド携帯電話である「シンプルスタイル」だ

このシンプルスタイルも月額料金は一切掛からない。3,000円か5,000円のプリペイドカード登録1枚につき、登録の翌日から60日間、携帯電話として発着信ができる。これだけ聞くと3,000円のプリペイドカードでも60日間なので、実質1,500円/月かかるため、それなら普通のガラケー(1,000円程度)を契約したほうが安い

しかし、60日経過後(利用有効期間の終了後)、360日間は着信のみが可能の携帯電話として使える(発信はできないため、まさに着信専用の携帯電話)。360日間を経過すると、着信のみの携帯電話としても使えず強制的に解約となるので気をつけたい

まとめると、最安で考えるなら、3,000円で60日(発着信)+360日(着信のみ)の420日間電話番号を維持することができる。概ね、年間3,000円と考えて良さそうだ

発着信の有効期間と、電話番号の有効期間については、申し込む前には下記をチェックしておいたほうが良いだろう

www.softbank.jp

このシンプルスタイルもメリット・デメリットを簡単に記載する

【メリット】

  • 維持費が安い(年間3,000円程度)
  • 今使ってる電話番号を使える(MNP転入およびMNP転出が可能)
  • 何かあればSoftBankのショップに行けば良いという安心感(HanaCellだと実店舗がない)

【デメリット】

  • 発信できない期間が長い(ガチンコで待ち受け専用)
  • 1年以内の解約は19,800円(税抜)かかる(高すぎる)
  • 通話料が高い(8.58円/6秒なので、大手携帯電話会社40円/分の2倍程度の値段)
  • データ通信は高い(ジャパンSIMほど高くはないが、データ通信を重視するなら絶対やめたほうがいい)

以上より、日本の携帯電話会社と契約したいけど、できるだけ安く待ち受け電話がほしいのであれば、ソフトバンクのシンプルスタイルしかない

まとめ

HanaCellのジャパンSIMカードも、ソフトバンクのシンプルスタイルもどちらも年間維持費が安い。そして、受けるための携帯電話が欲しいという人に向いている。どちらも一長一短があるので、メリット・デメリットを考えたうえで契約したほうが後悔がないだろう

なお、ここまで書いていうのもなんだが、ある程度知識があれば、大手三大キャリアをガラケーMNP渡り鳥するのもアリだと思っている

2017/11/09追記:

ジャパンSIMに申し込みました。下記は申し込みレビュー。

www.syabusuke.com