Reader's Card(リーダーズカード)が2017年10月から改悪(還元率1.257%)
スポンサーリンク
本日、ジャックスからリーダーズカードの案内が来た。嫌な予感がしてハガキを開けると、予感は的中、改悪の案内であった・・・
かつては1.8%もの還元率を誇ったジャックスのリーダーズカードが、2017年10月から還元率1.257%になるようだが、1点1点確認して行こうと思う。
年会費請求条件の変更
- 変更前:年間のカードショッピングご利用合計金額が50万円以上は年会費無料
- 変更後:年間のカードショッピングご利用合計金額が30万円以上は年会費無料
年会費は、本人会員2,500円+消費税・家族会員1名あたり400円+消費税。
このカードを使う人は、メインカードにしている人が多いと思うので、年会費無料の条件が緩くなってもそれほど恩恵はなさそうだ。
ポイント付与基準の追加
- 変更前:nanacoのクレジットチャージでポイントがつかない
- 変更後:nanacoのクレジットチャージで1,000円ごとに3ポイント
電子マネーのnanacoへのチャージでもポイントが付くようになり、この点については改善。
他ポイント付与基準に変更はないため、通常のカードショッピングでは1,000円ごとに11ポイントがたまる点については変更はない、と読み取れる。
詳細は後述するが、通常ショッピングでの還元率は1.257%、nanacoへのチャージによる還元率は0.3429%である。
ポイント引換商品の変更
変更前:
- Amazon限定デポジット4,000円分(3,500ポイント)
- Amazon限定デポジット6,000円分(5,000ポイント)
- Jデポ3,500円分(3,500ポイント)
- Jデポ5,000円分(5,000ポイント)
変更後:
- Jデポ4,000円分(3,500ポイント)
- Gポイント4,000ポイント(3,500ポイント)
- ANAマイレージ2,400マイル(3,500ポイント)
変更前は、Amazon限定デポジットにすれば、最大1.32%の還元率であったが、変更後はJデポだと還元率は1.257%になる。0.063%の悪化である。Amazon限定デジポッドよりも、請求金額からの値引きであるJデポの方が汎用性は高いが、還元率悪化は気分が悪い。
[計算方法]
変更前にAmazon限定デポジットだと、6,000円/5,000ポイント=1.2となり、1ポイントあたりの価値は1.2円となる。1,000円で11ポイントたまるので、1,000円につき1.2円×11ポイント=13.2円となり、還元率は、13.2円/1,000円=1.32%となる。
変更後にJデポだと、4,000円/3,500ポイント=1.1429となり、1ポイントあたりの価値は1.1429円となる。1,000円で11ポイントたまるのはそのままなので、1,000円につき1.1429円×11ポイント=13.57円となり、還元率は、13.2円/1,000円=1.257%となる。
GポイントもJデポも4,000円分なので、あえてGポイントにする必要はない。マイルについての知識が私にあまりないため、ここでは割愛するが、人によってはお得な可能性はある。
リーダーズカード改悪の歴史
2011年12月
誕生。ポイントをAmazon限定デポジットにすれば最大1.8%の還元率を誇った。使用場所に関係なくポイントがたまり、還元率が高いことが最大の特長であった。なお、Jデポ(請求額からの値引き)でも1.5%の還元率だったため、還元率の高さを求めるクレジットカードユーザの心をがっちりと掴んだ。ジャックス社員のインタビューでは「金融リテラシーの高い人が本カードをつかっている」と語っていたのも頷ける。
2015年12月
1回目の改悪。Amazon限定デポジットでも還元率が最大1.32%(およそ0.5%の還元率の悪化)。Jデポだと1.1%の還元率でもはや高還元率カードとは言えないレベルになった。この段階で、メインカードを切り替えた人も多いだろう。私のようにメインカードを変更するのが面倒な人が使い続けている。
2017年10月
2回目の改悪。還元率が最大1.257%まで悪化。ただし、Amazon限定デポジットではなくJデポになった点と、nanacoへのチャージでポイントがたまるようになる点はプラス。また、年会費無料条件も緩和されるようなので、これも人によってはメリットであろう。
まとめ
- リーダーズカードは、2017年10月から還元率が最大1.32%→1.257%まで悪化。
- nanacoへのチャージでポイントがたまるようになる(還元率0.3429%)。
- 年会費無料条件は、年間カード利用額50万円→30万円に緩和。