ドラゴンクエスト10のゴールドをマツブシに売って、円を手に入れた話（RMTの感想)
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国内のオンラインゲームとしては、有名なドラゴンクエスト10でRMTをしたのでその話をしよう。
金銭的な話を最初に述べると、ドラクエ内のゴールドを業者に売って、数万円を手に入れた。
RMTとは？
リアルマネートレード(Real Money Trade)のことであり、ゲーム内の通貨やアイテムを現実世界のお金で取引する行為のことである。
ただし、このRMTという行為は、ゲームでは禁止行為となっており、見つかった場合は規約違反となりアカウント停止、またはアカウント削除といった処分を受ける可能性がある。
しかし、ゲーム内の規約には違反するものの、法的処分を受けた事例は無い。また、日本国内にも多くのRMT業者が存在するが、営業停止処分等は受けておらず、合法である。
オンラインゲームでRMTを禁止している理由として考えられるのは、RMTが反乱すると、ゲーム内で詐欺が頻繁に発生したり、アカウントハック等の犯罪に巻き込まれるユーザが増える、といったことがあるからだろう。なお、ドラゴンクエスト10では、ユーザの年齢層が若いためか、詐欺行為に遭遇することもあった。（しかし、詐欺を行うとゲーム内で全てログが残っているため、100%処分を受ける）。
また、海外の業者(中国などにあるらしい)は、BOTやチートを使ってゲーム内通貨を稼ぎ、それをプレイヤーに販売してリアルマネーを稼いでいるらしい（噂）。
RMTは大きく分けて、①プレイヤーが業者からゲーム内通貨を購入する場合、②プレイヤーが業者からゲーム内通貨を売却する場合、の2つがあるが、本記事で②になる。つまり、私が業者（マツビシ）にゴールドを売って、リアルマネーを手に入れた。
バレないのか？
これについてはログが残っているうちは、時間をかけて調査をすれば100%バレると私は思っている（笑）
RMT事業を10年以上行っている株式会社アサヒクローバーは、ホームページで下記のように発言をしているが、これは私も同じ認識だ。
しばしば、お問い合わせいただく方より「RMTをすると運営にみつかりますか？」という質問を受けますが、その際に当社は多くの場合において「確実にみつかるという認識が正確だと思います。」と回答しております。
とはいえ、これまた株式会社アサヒクローバーの記事からの引用になるが、私が持っていたゴールドは不正品ではないため、今回RMT（私がゴールドを業者に売る）をしてもアカウント停止といった処分になる可能性は低い、と考えた。要は正規品であれば多少RMTしたところで大丈夫だろ～（運営もヒマじゃないしそんなユーザをいちいち取り締まってられない。オンライン全体に影響のある不正品を入手している業者等の撲滅に工数を割くはず）という考えだ。
ここで言う不正品とは以下のものを想定しています。
１、盗難品（アカウントのハッキングなどで得たもの）
※実際はこれが一番多いでしょう。
それを証明するかのうようにほとんどのオンラインゲームの公式トップページで定期的にパスワードの変更をお願いする文章が掲載されています。２、詐欺品（詐欺で騙し取ったもの）
※これも相当数の報告があります。３、盗んできたクレジットカードで得た通貨やアイテム
※最近はやや少なくなりましたが、とても多い時期がありました。
RMTのアサヒにこのような問い合わせがあったこともあります。
「ゲーム通貨買いますか？クレジットカードで作りました。」
（片言の日本語でしたので外国人だと思いますが、これはおそらく不正に入手したクレジットカードで同業他社のRMTサイトから買ったゲーム通貨を当社へ売却して現金化しようとしていたのだと思います。）４、通常方法以外で生成された通貨やアイテム（いわゆるBOTやチートなど）
※これもやはり多いです。
RMTのアサヒには実際にこのような問い合わせがあったことがあります。
「不正な方法で作ったゲーム通貨でよければ安く売りますが買いませんか？」
（これは当社が買取審査をしているのでこのような問い合わせをされてこられたのだと思います。）
RMT業者は、ユーザからゴールドを仕入れて、それを別のユーザに販売することで利益を得ている。（買取は安く、販売は高いため）。RMT業者は、お客様であるユーザのアカウントが停止・削除になった場合、信用を失ってしまうため、不正品かどうかはしっかりとチェックを行っている。マトモな業者であれば、買取審査を行っているだろう。（私が利用したマツビシもしっかり買取審査を行った）。
不正品を取り扱っていないかをどのように判断するかについては以下の方法しかないと思います。
１、買取をする際に買取審査を行っている
（無差別に買取をしていない）
結論は、「運営が本気を出せばバレるけど、不正入手したものでなければ多分大丈夫」ということだ。（確実に大丈夫、ということは誰にも言えない。ある日突然アカウントに傷がつく可能性があるので、RMTをする人は注意されたし）。
RMTの流れ
「マツビシ」のホームページから、「ゴールドを売る」→「フォーム入力」→「買取審査等」→「ゲーム内取引」→「入金」という流れ。
フォーム入力後、マツビシからメールが届き、本人確認・買取審査ということで電話でマツビシの人とやり取りをした。ここでは住所・氏名等を含めて様々なことを質問され、それについて回答をした。これら様々な質問が「買取審査」になっていたのだろう。（審査の結果、買取をしない、ということもあるらしい）。
買取審査が終わると、ゲーム内取引となる。ゲーム内取引について具体的な内容は伏せる。
その後、入金となる。なお、入金は即日のため、非常にスピーディーだった。
私がいつ、どのくらいのゴールドをRMTしたかはここでは記載しないが、参考までに本日(2017/07/24)のマツビシのRMT単価を載せる。
- ユーザがマツビシからゴールドを購入する場合、1口(100万ゴールド)で280円。(カード決済294円)。
- ユーザがマツビシにゴールドを売却する場合、1口(100万ゴールド)で200円。
ユーザが1億ゴールドをマツビシに売れば、日本円で2万円手に入る。逆に、マツビシからゴールドをリアルマネーで購入する場合、3万円。
ちなみにドラクエ10をやったことない人のためにゴールドを稼ぐのにどの程度時間がかるかというと、平均的なプレイヤーの場合、100万ゴールドを稼ぐのに現実世界で1時間かかる、と思ってもらえばいいだろう。つまり、「ゲームをやりながらゴールド稼いでそれをリアルマネーにできれば最高じゃん！？」と思う人がいるかもしれないが、そこらでバイトしたほうがいいだろう。
なお、ドラクエ10内で「職人」というゲーム内の装備をつくるロールが存在するが、この職人のうちガチ寄りの人であれば1時間で400万～500万ゴールドを稼ぐことも可能だ。このクラスであれば、リアルマネーで時給800円～1,000円となり、田舎のコンビニの時給よりも高いため、人によっては選択肢としてアリといえる。ドラクエ10内にいる有名プレイヤー（カタカナ4文字）がいるが、このプレイヤーはフリーターらしく、RMTをしてリアルマネーを稼いでいるらしい。業者に売らずに知人等に売っているらしいので、もう少し時給は良いだろう。
話は変わるが、ドラゴンクエスト10では、ゲーム内で住宅を購入することができる。住宅には、「レンダーヒルズ」といって現実世界におけるヒルズ族のようなステータスのある住宅が存在する。この住宅が1億ゴールド。リアルマネーで諭吉レベル。とはいってもスマホのガチャに比べればかわいいものである。
RMTを行った動機
今回のRMTを行った一番の理由は、ドラゴンクエスト10の物語に一段落がつき、最悪アカウント削除されてもいいや、というもの。ドラゴンクエスト10は、3つのパッケージが出ており、それぞれバージョン1、バージョン2、バージョン3と呼び、7月にバージョン3の物語が完結した（オンラインゲームをやらない人にとっては意外かもしれないが、オンラインゲームのRPGであっても、「ストーリー」というものが存在する）。
ドラクエ10は、バージョン1と呼ばれる初期パッケージが発売されたのが2012年8月2日のため、そこからもう5年もの歳月が経った。その間に追加パッケージである、バージョン2、バージョン3と発売された。
今後、バージョン4が発売されるのだろうが、バージョン3では発売前にプロデューサー（スクエニ執行役員）が「ボリューム凄い！」と言っておきながら蓋を開けてみれば、スッカスカのボリュームであったり嘘が凄かった（後に、ディレクターがユーザーにスカスカ問題すいませんでした、と謝罪をしたが、謝罪をしただけで終わった）。それ以外にも「職人チート問題」と呼ばれる問題が2016年10月にNHKで放映されるなどの問題が次々と発生していた。
ドラクエ10は、月1,000円と月額料金はかかるが、安価で長い時間を楽しめるため、コストパフォマンスは非常に良い。しかし、バージョン3からインする人が減っていき、バージョン4からはさらにユーザが減るだろう。オンラインゲームはなんだかんだ言って、人が多いから楽しいという面がある。
今後バージョン4をプレイするのか今のところ決めていないが、引退するとしても手持ちのゴールドを抱えたまま引退するのは勿体無い、と思ってRMTをした。
まとめ
- RMTをするなら個人的にマツビシがおすすめ
- ドラクエ10はコスパが良い。そして今はバージョン3まで一気にプレイできる。
