数学検定が時代を先取りして、「デジタル合格証」を発行
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公益財団法人日本数学検定協会が、実用数学技能検定(通称、数学検定や数検)におけるデジタル合格証の発行を2017年5月17日(水)から開始する。
いつでもどこでも、スマホでスキル証明!5月17日から検定団体初の数学検定「デジタル合格証」発行開始 | プレスリリース | 公益財団法人 日本数学検定協会
私、しゃぶすけは数検を取得しており、このニュースをみて「お、合格証がデジタルとはやるなぁ」と好意的だった。
こういった新しいことを始めることは素晴らしい取り組みだと思うし、この「デジタル合格証」も発行は無料のようだ。無料という点も素晴らしい。しかしながら、残念な点もあり、更にこうなれば良いのにと思ったので記事にした。
数検とは?
ここで数検とは何か?を簡単に記載する。漢検・数検・英検(国数英)は、日本三大検定であり、数検はその一角である。 というのが数学大好きである人の考えである。
残念ながら、漢検や英検といったメジャーどころに比べれば、数検の知名度はかなり低い。英検や漢検を知らない人はいないのではないか?と思うくらいの知名度だが、数検を知っている人は10人に聞いて5人知っていればいい方だ。
ちなみに数検の累計受験者数は今回500万人を突破したようだ。(ソース)
なお、漢検は累計受験者数が35,984,740人(2016年4月18日時点)という凄まじい人数のようだ。(ソース)
また、英検は累計受験者数が3,393,520人(2017年4月27日時点)と漢検とほぼ同クラスの凄まじい人数のようだ。(ソース)
今回、数検と比べて漢検・英検の受験者数がどの程度か調べて初めて知ったが、漢検の方が英検よりも受験者数が多いということに驚いた。英検の方が個人的にはメリットがある検定だと思っていたし、知名度や受験者数も英検の方が上と思っていた。漢検、凄い。
なお、やはり数検の規模は小さく、まだまだ知名度も低い。今回、「デジタル合格証」ということをはじめたのも知名度を向上させるためというのもあるだろう。
「デジタル合格証」の3つのメリット
数学検定協会が掲げた「デジタル合格証」の3つのメリットについて、ツッコミをどうしてもいれておきたい。一応言っておくが、デジタル合格証、というものを今回導入したことは素晴らしいと思っているし、他の資格・検定等でもデフォルトになれば良いと思っている。
しかし、それってデジタルのメリットなの・・・?とどうしても思ったので突っ込まずにはいられなかった。
(1)「学習した証」がカタチとして残る
日々の努力や成果をデジタル合格証というカタチで残せます。
これは紙でも同じことが言えるので、あえてここでメリットとして挙げる意味がわからなかった。メリット1点目がこれなので、嫌な予感しかしない。
(2)いつでもどこでも持ち運べて、紛失の心配いらず
デジタルで管理・発行しますので、紛失や破損がありません。スマートフォンやパソコンでアクセスすれば、外出先でもかんたんに確認できます。
これはまあわかる。紙の合格証を持ち歩くのは不便だもんね!でも、持ち歩くのはよくわからないね!
(3)友人や周囲の人に共有
各種SNSサービスとも連携していますので、あなたが受けた講座のレビューを投稿したり、紹介したりすることができます。もちろん合格証を共有することも可能です。
おおう・・・。(合格証を見せる意味がわからない)
デジタル合格証の取得
(1) 取得フローは、下記URLにアクセス
(2) 「デジタル合格証を取得する」をクリック
(3) メールアドレスを入力
(4) 合格証原本の画像、合格証番号等が必要
ここで私はあきらめた・・・
合格証原本の画像は手元にないため、私が取得するのは無理のようだ。既に手元に紙の合格証を持っている人が対象なのだろう。
ここでツッコミどころは、合格証原本の画像があれば、合格証番号、氏名等をさらに入力させる必要ないのでは?という点。
デジタル合格証の利用法
他の資格、検定で今後デジタル合格証が普及すれば、紙の合格証を取得すればすぐにデジタルでも申請し、入手しておけば良さそうだ。
紙と違い、デジタルデータのため、スマホやPC等に保存しておけば私のように「今手元に合格証がないわー」という事態にならずにすむだろう。
まとめ
- 日本三大検定(漢検・数検・英検)の1つである数検が、合格証がデジタルに対応
- 合格証がデジタルになることで、いつでもどこでも持ち運べて、紛失の心配いらず
- 他の資格、検定もデジタル化に対応すればより便利になる