貧乏リーマン、ケチる

可処分所得が低いなら支出を減らせばいいじゃない、という趣旨で日々の雑記を綴ります

投資は「つみたてNISA」で「楽天VTI(全米株式インデックス)」が最適解

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あなたは投資をしているだろうか?

私は株(ETF/投資信託/REIT等含む)、FX、バイナリーオプション、仮想通貨と色々やってきた。こういった金融商品に対して調べることも含めて好きだが、人によっては投資なんて面倒と思う人もいるだろう。

そこでこのエントリでは、誰でも簡単に利回りの良い投資の方法と銘柄について記載する。「誰でも簡単」とか書くと詐欺っぽい言い回しになってしまうが、実際にそうなので他にいい言い方はできなかった。

日本に投資?それとも・・・?

つみたてNISAや楽天VITを語る前に、そもそも投資をするならどこの国に投資するか?をまず最初に言いたい。

日本に投資

日本の株価の基準となるもの(指数という)として一番有名なのが、「日経平均株価」だろう。日経225ともいわれ、日本を代表する225企業の株価を元に算出されている。もし、この日経平均株価が過去数十年間ずっと成長しているのであれば、日本に投資していれば順調に資産が増えるといえる。

では、過去30年間の日経平均株価をみてみよう。

  1988年 1998年 2008年 2013年 2017年 2018年
株価(¥) 22,872.56 14,995.10 14,599.16 10,578.57 19,454.33 23,849.99
             
  30年間 20年間 10年間 5年間 1年間  
年平均成長率 0.1% 2.3% 5.0% 17.7% 22.6%  

株価は本日2018/1/9を基準として、30年前の1988年、20年前の1998年、10年前の2008年、5年前の2013年、1年前の2017年の株価、本日の株価の終値を載せている。データは、米国Yahoo FINANCEから取得した。

年平均成長率は、過去30年間、20年間、10年間、5年間、1年間の利回りを算出している。

恐ろしいことに、30年間の年平均成長率はたった0.1%。正直これでは投資をせずにイオンの普通預金で預けるというのでも良さそうだ。

www.syabusuke.com

過去5年間や過去1年間のパフォーマンスは凄い。2017年に個別銘柄中心の株式投資をしていて、20%を超えない人は、おとなしく日経平均株価指数連動のインデックスに投資したほうが良いことがわかる。なお、5年前といえば安倍政権が始まった頃であり、過去5年間のパフォーマンスが良いのは所謂、アベノミクス効果の可能性が高いと考える。

これをグラフでみると下記のようになる。

f:id:syabusuke2016:20180109235737p:plain

バブル崩壊でガッツリ下げ、ITバブル崩壊で下げ、リーマンショックで下げ、徐々に回復はしていっているもののそれほど魅力的な市場ではないようにみえる。また、日本は今後人口が減っていきGDPが減ると株価も下がるかもしれない。よって、株式投資は長期的にやってこそパフォーマンスが出るのに、日経平均自体が微妙にみえるので投資対象としてはうーんと思う。

米国に投資

米国の株価指数で(おそらく)一番有名なのが、「ダウ平均株価」だろう。米国を代表する30企業の株価を元に算出されている。もし、このダウ平均株価が過去数十年間ずっと成長しているのであれば、米国に投資していれば順調に資産が増えるといえる。ここまで見た人はもう予想がついているでしょう。

では、過去30年間のダウ平均株価をみてみよう。

  1988年 1998年 2008年 2013年 2017年 2018年
株価($) 1,911.31 7,580.40 12,735.31 13,390.51 19,887.38 25,283.00
             
  30年間 20年間 10年間 5年間 1年間  
年平均成長率 9.0% 6.2% 7.1% 13.6% 27.1%  

株価は本日2018/1/9を基準として、30年前の1988年、20年前の1998年、10年前の2008年、5年前の2013年、1年前の2017年の株価、本日の株価の終値を載せている。データは、米国Yahoo FINANCEから取得した。

年平均成長率は、過去30年間、20年間、10年間、5年間、1年間の利回りを算出している。

まず、株価が右をみていくと常に最高値を更新していっていることがわかる。そして、過去30年間の年平均成長率は9.0%。これは脅威の数字である。72の法則というものがあり、72=(年数)×(利回り)を満たす時に資産が2倍になっているという法則がある。これに当てはめると、72=(年数)×9となり、わずか8年で投資金額が2倍というレベル。仮に一番成績が悪いのが過去20年間の6.2%だが、これでも12年弱で資産が2倍である。

これをグラフでみると下記のようになる。

f:id:syabusuke2016:20180110000212p:plain

日本同様にITバブル崩壊およびリーマンショックで下げているが、徐々に回復はしていききれいな右肩上がりになっている。これだと適当にダウ平均に投資しているだけで儲かる。負ける人は、リーマンショック前に一気に投資し、リーマンショックで株価が下がった後に売る、といったアホな投資をする人くらいだろう。将来の資産形成としては、下手に高い保険に加入したり、不動産を購入せずに大人しく米国に投資をしたほうが良いのではないかと思ってくる。

日本vs米国

日本と米国の株価指数をみてきて、これなら確実に米国に投資するのが良いと私は考えた。

なお、下記に日経平均とダウ平均のグラフを比較のために載せておく。この過去30年間の実績に加えて、日本は今後GDPが下がる、米国は世界の中心であり今後も成長する可能性が高い(米国に変わる世界支配国が出れば別。ただ、その場合は投資先を変更すればいい)。

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今まで散々「株価」だけを語ってきたが、株式投資なので株価の値上がり益(キャピタルゲイン)だけではなく、配当による収入(インカムゲイン)も当然あるが、配当はここでは割愛する。

米国投資ならVTI

先程まで散々ダウ平均株価について語ったが、ダウ平均はGoogleを含む選りすぐりの企業とはいえわずか30社で構成されている。つまり、個別株とまでは言わないが分散投資としては弱い。株式の格言にもある「卵は一つのカゴに盛るな」の言葉にもある通り、広く分散したほうがリスクは小さい。

じゃあどこが良いかというと、VTIというETFが良い。ETFってなんやねんという人のために簡単に言うと、株式のように取引ができる投資信託のことである。ダウ平均ETFというのがあった場合、ダウ平均株価の指数である30社の株をちょっとずつ購入するパッケージみたいなものです。

VTIの話に戻すと、これは、「バンガードR・トータル・ストック・マーケットETF」というもので、米国全体に投資するETFである。つまり、今後も成長が期待できる米国に対して投資をするので、これに投資すれば米国の成長とともに投資家も儲かる。

VTI以外にもVYMやBNDやら色々あるようだが、VTIにするのが良い。(たぱぞうさんという方のブログで勉強した)

www.americakabu.com

楽天VTI

VTIに投資するにあたり、デメリットというか、面倒な点がある。それはドルを証券会社で購入してから米国ETFを購入することになる。手間がかかるのもイヤなのと、為替手数料も売買手数料もかかる。こうなるとちょっと敷居は高い。しかし、楽天が日本でもVTIに投資ができるようになる「楽天・全米株式インデックス・ファンド」という金融商品(投資信託)を販売した。ETFではなく投資信託だが、目的が「リターンの良い米国に長期投資をすること」なので、これに投資するのが敷居が低く、手間もかからない。なおかつ、一定期間毎にちょっとずつ購入することもできる(ドルコスト平均法)。

楽天VTIと本家VTIでは、リターンが若干変わる。楽天VTIのほうが楽天が間にいる分、パフォーマンスは悪くなると予想していたが、思ったより差が出ていないので、配当の再投資の手間や、ちょっとずつ購入するなら楽天VTIが良いと判断した。

siegeljiro.com

つみたてNISA

「つみたてNISA」とは、下記の特長をもっている。

  • 2018年から開始された新たな少額投資非課税制度
  • 年間40万円まで最長20年間非課税
  • 取扱い商品は投資信託のみ!(ETFは対象外)
  • 「NISA」と「つみたてNISA」の併用はできない

投資で得た利益は通常税金がかかるけど、つみたてNISAで毎月約3万円分(もっと少なくても良い)の楽天VTIを購入すれば税金かかりませんよ、ということ。

まとめ

  • 日本に投資するより、米国に投資するほうがリターンが良い
  • 米国投資の中でも、VTI(全米への投資)が良い
  • つみたてNISAで毎月ちょっとずつ買うのが楽だし税制的にも有利